カリマ v. フィリップス ハイム (左)と ボス v.d. グローセン トロイメン(右)

名前
小村 寿一 
  Toshikazu Komura
生年月日 1971年生まれ
職業 会社員
家族 妻、娘、カーリス、ダーリア
HP Grosßen Träumen Boxer

幼い頃から動物好きで、カブトムシやクワガタは勿論、金魚や小鳥他昆虫や爬虫類、両生類など、飼えるものは皆飼っていました。カブトムシは6代に渡って繁殖、小鳥は一時100羽を越える勢い、水槽の中は自然と同じ弱肉協力社会、夏休みの課題にはカエルの解剖、ちょっと変わった少年だったかもしれません。
大学の卒論は「競走馬の輸入自由化がもたらす生産界への影響」。ちなみに経営学部マーケティングのゼミで、教授からは「色々なマーケットがあるんだなぁ〜と勉強させられました。」と一言のみ。サラブレットは、ボクサーの繁殖を考える上でとても参考にしています。


ボクサーを飼うことになったきっかけと入手方法


小学生の時に、念願の犬を飼いました。父方の祖父は大の動物好きで、養鶏業を営む傍ら、馬や牛、沢山の犬猫達がいたそうで、私の父もその中で育ちました。その中で父の印象に強く残っていたのが、高校時代に飼っていたボクサー。私が犬の飼育を懇願した時、「ボクサーなら飼っていいよ。」ということで無条件に決まりました。色々探したのですがなかなか見つからず、ようやく知り合いの伝手を辿って探し当てたのが出産間近のボクサー。しかし、生まれてきた仔犬達は雑種でした。とりあえず、仔犬の中で一番ボクサーに似ていた牝を連れて帰り、犬との生活が始まりました。牝にも関わらず、この雑種に名付けたのは「ボス」。しかし、ボスは生後10ヶ月で交通事故で無くなり、失意の中次の犬を探しました。たまたま、この間に見学に行ったJKCのDogshowでボクサーを連れていた方から名刺をいただいていたので連絡したところ、近々仔犬が生まれるとの話しをいただき、我が家にやってきたのが初めてのボクサーです。再度ボスと名付けられたこの牡が、私の人生を変えることになりました。1983年のことですから、もう20年になります。


ボクサーMIXのボスT

ボスUと妹


85年日本Ch展でボスUと

85年日本Ch展


ボクサーとの生活について


私は通勤に往復4時間を費やしていますが、それもこれも全てボクサーとの生活のため。朝会社に行く前に散歩に連れて行って食餌を与え、夜は帰宅してから、11時頃に運動と訓練に出かけ、食餌を与えます。皆、「よくそんな面倒なことするね。」と言いますが、私にとってボクサーとの時間は癒しであって、だからどんなに疲れていても苦にならないのです。彼等の素晴らしさは何と言ってもその独特のキャラクター。顔も独特なら体型も独特、性格も全く独特。この個性豊かなボクサーという犬種は、私の人生を大きく変えてしまいました。


私の犬舎号、「Grossen Traeumen」は、ドイツ語で「大いなる夢々」という意味です。ボクサーとの関わりで、私には沢山の夢があります。より良いボクサーとの生活、満足のいく繁殖、自分にとって素晴らしいと思えるボクサーと暮らすこと、より高いレベルの訓練、そして何よりも、ボクサーという犬種が、日本においてヨーロッパの水準レベルまで達すること、そして、大勢の素晴らしい中間達と出会えること。「THE BOXER」を通じて、私の夢は少しづつ実現しているように感じているこの頃です。



カンナとC胎
(左からカルロ、カリマ、ツェロ、クー、カーリス、カロ)


ボスVとカーリス